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2018.11.1キクイムシから大切な住まいを守ろう!

「キクイムシ」という虫をご存知ですか?住まいに害をもたらす虫といえばシロアリが一般的に知られていますが、実はキクイムシも要注意な存在なのです!近年は快適な住宅環境から年中出現することが確認されていますので、寒くなるこれからの季節も油断できません。ぜひ、キクイムシについての情報を駆使して、脅威から住まいを守りましょう。

キクイムシとは?
  • キクイムシ(主にヒラタキクイムシ)は木の中に卵を産み、孵化した幼虫は木の中で周囲の木を食べながら過ごします。そして1年近くかけて成虫になると、木の表面に2ミリほどの穴を空け、それまで溜めてきた木の食べかすを排出しながら外の世界に姿を現します。注意すべきは、キクイムシが空ける「木材表面の小さな穴」。キクイムシ自体は人体に影響を与えることはありませんが、幼虫の発生を放っておくと、木材に蔓延した幼虫が内部を食い荒らし、結果的に木材内がスカスカになり強度が下がってしまいます。

発生時の対処方法

残念ながら一度の処置で完全に発生を抑えることは難しいと言われています。成虫を見つけた時には、すでに次の卵を産みつけている可能性が高いからです。そのため、下記の対処方法を複合的に組み合わせて少しずつ確実に退治していきましょう。

【対処方法1】 成虫を発見したら早急に殺虫剤で退治

成虫には殺虫剤が有効ですので、卵を産む前に退治しましょう。

【対処方法2】 成虫が出てきた穴から木材内部に向かって殺虫剤を噴射

穴が複数ある場合には、すべての穴に噴射しましょう。木材内に潜んでいる幼虫・成虫に効果があります。

【対処方法3】 木の表面に殺虫剤を噴霧

成虫は事前に木材をテイスティングして産卵場所を選んでいるので、殺虫剤を噴霧することで産卵を未然に防ぎます。殺虫剤噴霧のほかにも、塗料やニスを塗ることも有効です。

以上3つの対処方法を根気強く続けることが重要です。

終わりに
キクイムシによる被害は、自然界に起因する害のため保証対象外となります。そのため、オーナー様ご自身で対処するのが低コストでおすすめです。ただ、ご自身での対処でお困りの際には、サーラハウスサポートや害虫処理業者にご相談ください。
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