こんにちは!サーラハウスサポートです!
リフォームにおいて、建具の選択は、住まいの快適性やデザイン性を大きく左右する重要な要素です。
ドアを変えるだけでも部屋の印象はガラリと変わり、見た目も気分も一新できますが、開き方によっては「こんなはずじゃなかった…」と後悔することもあります。
そんな失敗をしないために、今回は建具の種類や選び方のポイントをご紹介します。
建具の種類と特徴
建具は、大きく分けて「開き戸」と「引戸・吊戸」に分類されます。それぞれの開閉方法によって、メリット・デメリットが異なります。
(1)前後に余裕があるなら「開き戸」がおすすめ!
開口部が大きく取れるため、大きな家具の搬入もスムーズで、気密性が高く、防音効果も期待できます。一方、開閉スペースが必要で、小さな子どもがいる家庭では、指をはさむなどの危険性があります。
•片開きタイプ
1枚の扉を開閉するタイプです。外開きは玄関などでよく使われ、内開きは室内でプライバシーを守るために適しています。ドアが開く方向にデッドスペースが生じるため、設置場所に注意が必要です。
【用途】玄関、寝室、リビングなど、プライバシーを確保したい部屋
•親子タイプ
通常は親扉のみで開閉し、大きな荷物の出し入れの際には子扉も開けて大きな開口を確保できます。頻繁に大きなものを搬入する玄関や収納スペースに便利です。
【用途】玄関、収納スペースなど、大きな荷物を頻繁に搬入する場所
•折戸ドア
扉を折りたたんで開閉するため、デッドスペースが少なく、狭い廊下に面したトイレや収納スペースに最適です。ただし、折戸は通常の開き戸に比べて部品が多く、メンテナンスが必要になることがあるので注意が必要です。
【用途】狭い廊下に面したトイレや収納スペース
(2)左右に余裕があるなら「引戸・吊戸」がおすすめ!
•片引タイプ
1枚の扉を左右にスライドさせるタイプです。壁内に収納できる引込み式の引戸は、開閉スペースを節約できますが、壁内の構造を考慮する必要があります。
【用途】リビングとダイニングの間仕切り、広い開口が必要な場所
•引分タイプ
2枚の扉を左右に引き分けて開閉するタイプです。大きな開口を作りたい場所に適しており、リビングとダイニングを分ける間仕切りとして利用されることが多いです。
【用途】リビングとダイニングの間仕切り、広い開口が必要な場所
•引違タイプ
2枚の扉を左右どちらからでも開閉できるタイプです。大きな荷物を運び入れる際には、扉を外してさらに広い開口を確保することもできます。スムーズな動線が求められる場所に適しています。
【用途】クローゼット、廊下、間仕切りなど、スムーズな動線が求められる場所
失敗しない建具選びのポイントとは?
◉開き戸の選び方で注意する点
内開きのドアは、外のスペースを取らないために便利ですが、狭い空間には適していない場合があります。例えば、トイレスペースでは、内開きのドアが開閉の際にスペースを圧迫し、使い勝手が悪くなることがあります。また、緊急時に扉が内側に開かなくなるリスクがあるため、高齢者がいる家庭では注意が必要です。
◉引戸の選び方で注意する点
引戸は見た目や使い勝手が良い一方で、メンテナンスが難しい場合があります。特に、引戸のレールに埃がたまりやすいため、こまめな清掃が必要です。設置場所の清掃のしやすさも考慮して選びましょう。
これらのポイントを押さえて、快適で機能的な住まいを実現しましょう。
リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
ご質問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください!